Thursday March 30th 2017

呼吸する環礁:日本モルディブ現代美術展

 

国際交流基金はモルディブ国立芸術(NCA)センターと協力して、初の本格的規模の現代美術展「呼吸する(息づく)環礁」を開催した。この「日本モルディブ現代美術展」は首都マーレにある国立美術館にて2012年3月20日~4月19日まで開催され、日本人とモルディブ人の芸術家を特色としている。この展示会は、地球的規模の気候変動に伴う海面上昇等に因り、数多くの難問に直面するモルディブの事を多くの人達に知って欲しいという狙いがあった。

国際交流基金は、マーレで開催されたこの展示品を日本へ持ち帰り、再構成し、2012年5月24日~6月3日までの間、多目的文化センター「スパイラル(東京)」にて帰国展示会として開催する。

モルディブは、ちょうど赤道をまたぐようにインド洋の上に環礁の島々がほぼ2列に並んで横たわっている。その国土は、自然に出来た輪や弧を描くような形状をした約26の環礁にあり、約1190の珊瑚の小さな島々から成り立っている。 それらは9万平方キロ以上の範囲に広く分布している。これらの環礁群は、海底から隆起し険しく切り立った海面下の山脈上に形成され、人目につかないが故のユニークさを際立たせる要因となっている。モルディブの各環礁は、干潟を円形に描いて囲む珊瑚のリーフがその輪を刻む水路で分断される様になっている。 つまり島々の列がこの外輪に沿って配置され、更に各島はその島の干潟を中心に囲む様なリーフ状になっている。 数え切れない程の種類の海中生物や、活力みなぎる珊瑚と共に生きている島々のリーフは、周囲に大きく広がる大洋が起こす強風や波から島々を守っている。 それゆえに珊瑚礁は、国の経済の背骨になっている。地球的な温暖化により、珊瑚礁の絶滅は人々の暮らしや経済に影響を及ぼすだけでは無く、この小さな島々の自然保護に極めて影響を与えるだろう。

モルディブにおける展覧会に先立ち、日本人アーティストが現地でリサーチを行い、日本とは異なるモルディブ固有の地理的、文化的環境、人々の暮らし等をつぶさに観察し、現地の人々と交流を重ねながら制作をした。展覧会では設営から映像、建築様式や写真、絵画等、様々な表現により日本人6組とモルディブ人2人のアーティストがモルディブの自然環境や風物、文化をテーマとした作品を展示した。

国際交流基金のプレスリリース(和文)は以下のリンクをご参照下さい。

http://www.maldivesembassy.jp/wp-content/image/2012/04/JF-Press-release-on-exhibition-Japanese.pdf (日本語)

 

【期間】 : 2012年5月24日(木)~6月3 日(日) 11時~20時

【会場】 : スパイラルガーデン(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F)

【入場】 : 入場無料

【主催】 : 国際交流基金

【キュレーター】 : 難波祐子(株式会社I plus N)

【参加作家】 : 狩野哲郎、 荒神明香、 田口行弘、 中谷不二子、 藤森照信、 淀川テクニック、
アフ (アフザル・シャーフュー・ハサン)、 アリ・ニシャン(ミルゼロ)

【協力】 : NECディスプレイソリューションズ株式会社、 スパイラル/株式会社ワコールアートセンター、 無人島プロダクション、 YUKARI ART、 有限会社立石工務店、 日本特殊光学樹脂株式会社、 DIY-TOOL. COM、 キタミン・ラボ舎

【お問合せ先】 : 国際交流基金 文化事業部 アジア太平洋チーム(武田様、 村上様)
TEL (03) 5369-6062 FAX (03) 5369-6038
Hidekazu_Takeda@jpf.go.jp Juri_Murakami@jpf.go.jp

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