モルディブの文化

Culture

アート
古い墓石や石像の彫刻は、モルディブの石切職人の技術の高さを物語っています。モルディブ人はモルディブで取れるものから美しい工芸品を作り出し、その技術を新しい世代に伝えてきました。工芸品の多くは、今日では、日常生活の中では、あまり使われなくなりました。しかし、モルディブを訪れる観光客の皆さんに少しでもモルディブの文化を知ってもらおうとお土産としての工芸品生産が行われています。工芸品の中には、亀の甲羅や希少な黒珊瑚から作られるものもありますが、環境保護の観点からこれらの制作を中止しました。

・漆器
Baa環礁で製造される漆器はモルディブの工芸品の中でも非常に特徴的な漆器です。ディベヒ語では”Llye Laajehun”と呼ばれており、木材を用いて形づくり、くりぬき、そして美しい箱や装飾品にしていきます。また、テリハボクという木からはピルケースや、花瓶、お皿など様々なサイズで赤や黒の樹脂で彩られた工芸品が作られます。

・マット
美しい真紅のマットはモルディブ中で織られています。ディベヒ語でThundu Kunaaと呼ばれるマットが最も有名で、テーブルクロスからシングルベッド用のカバーなど様々なサイズがあります。これらは、葦を太陽で乾燥させ、自然染料で染め上げて作ります。織工の技術とデザインセンスが巧みで繊細なマットを作りあげるのです。

・船
モルディブでは、ドーニと呼ばれる船の製造も盛んです。以前は材料にココナッツ木材を使用していましたが、現在では輸入木材を使用して製造されています。現在ドーニはディーゼルで動き、主に釣りに利用されていますが、運搬用としても利用され、モルディブの人々の生活を支えています。

ミュージック&ダンス
・ボデュ ベル
ボデュ ベルは最も人気のある舞踊で、老若男女問わず楽しんでいます。ボデュ ベルを踊るグループはほぼすべての居住島にあり、節目の催し物やお祭りで行われています。ボデュ ベルで使用される楽器は、3~4つのドラムと様々なパーカッションです。ドラムはココナッツの中身をくりぬいて作り、ヤギの皮などで両側を覆います。リードボーカルが主旋律を歌い、10~15人のコーラスがドラムのビートに合わせて歌いながら手をたたき、最高潮に達するまで歌い続けます。するとリズムに合わせてダンサーが登場します。音楽のビートが速くなるにつれ、まるでトランス状態になったかのダンサーが激しく手をたたきながら踊ります。このとき観客もメンバーも同じくビートに合わせて踊り狂います。そして老人たちは、突然会場中心に飛び出してきます。すると観客から激しい拍手が沸き、老人たちの踊りに合わせて腰を振り、激しいダンスをします。これらの伝統の踊りは祖先から受け継がれ今日の若者まで伝授されてきました。もともとは、19世紀前半にアフリカからモルディブに伝わったものでしたが、今ではモルディブで最も人気のある娯楽となりました。

・ターラ
ターラはモルディブの郷土芸能です。白い衣装を着た男性が二列になって地面に座り、ハンドドラムをたたきながら歌い、観衆は彼らの間で踊るというものです。ターラは17世紀に中東から伝来したといわれています。今日ではモルディブの郷土芸能として国の行事の際に行われます。

・ダハンジェハン
これもモルディブの娯楽として、人気があります。ただし、これは他の国の行事の際にお祝いの意味を込めて行われるものです。

・バンディヤージェハン
これはモルディブの若い女性が踊ります。女性は金属の水がめを持って二列に並び、向かいあって整列します。彼女たちは、指につけたリングをかめにあて、リズムをならしながら、歌い、踊ります。

西洋のポップやインドの音楽も今日では人気がありますが、伝統的な形の音楽や歌は私たちの祖先によって引き継がれ、今なお練習され、未来の子孫へ伝承していくのです。

フェスティバル
・ラマダン
モスリムが断食を30日間行う月です。就業時間はこの1ヶ月変わります。政府機関は9:00から13:30、そして民間企業も15:00に閉まります。

・エイド ウル アルハー
年間最長の休日で、通常5日間から7日間です。このときには、事前に準備して他の島にいる友人や親戚に会いに行きます。モルディブの全ての地域でお祝いします。伝統的なスポーツ、音楽、踊りが現代のスポーツや音楽と融合し、老若男女問わずお祝いします。

・イスラム教教祖の誕生日
他のモスリムと同様、モルディブ人もイスラム教祖の誕生日を祝います。家族はこの日のために特別料理をつくりもてなします。

・クダハ エルド
ラマダンの最終日となり、祝宴の期間です。早朝、人々がモスクに集まり、祈りをささげます。家では祝宴が準備され、家族や友人や隣人を招待します。大変縁起のいい期間です。

・独立記念日
独立記念日は7月26日です。この日のイベントはNational Security Service の行進で始まり、伝統舞踊や現代演芸をカラフルな衣装を身にまとった、何百人もの子供たちが演じます。

・共和国記念日
1968年11月11日にモルディブは共和国となりました。これを記念し、毎年パレードで祝っています。

・国立記念日
国立記念日は、1573年ポルトガルの統治下に置かれていたモルディブを救ったモハメド=タクラファーンの大勝利を祝うものです。

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モルディブ
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