下記は2018年3月22日に大統領府によって発行されたPress Releaseの非公式翻訳文です。
モルディブ大統領、非常事態宣言を解除
本日、アブドゥラ・ヤミーン・アブドゥル・ガユーム大統領はモルディブ共和国憲法によって与えられた権限の下、非常事態宣言を解除した。
非常事態宣言は、最高裁判所の裁判官2名が合法的な政府を転覆させるために憲法および標準的な法規範および慣習に違反し、国家安全保障に対して差し迫った脅威をもたらした憲法危機を受けて発令された。この非常事態宣言は45日後に廃止された。
モルディブ警察は検察庁の指揮の下、汚職や憲法危機に関連するその他の犯罪の捜査が実質的に可能となっている。検察総長は2018年3月20日に、現時点までのモルディブ警察の送検に関する訴訟の概要を述べる声明を発表した。
非常事態宣言の下で取られた行動を受け、全ての憲法上に作られた水平的説明責任を有する独立機関は全権と権威を持って機能している。司法・立法・行政の独立は保たれ、憲法に記されている抑制と均衡のシステムは保護されている。国家安全保障に対する脅威は未だに存在するが、国家はさらなる損失を被らずに維持出来るようになった。そのため、保安局の勧告によって、正常化を促進するべく大統領は非常事態宣言の解除を決定した。
非常事態宣言は国家安全保障上の理由から、2018年2月5日に発行された大統領令(No. 2018/3)によって宣言された。2018年2月20日の国会の決議を経て延長され、憲法危機に関連する犯罪捜査対象者にのみ適用された。この延長は、2018年2月26日に最高裁判所の判決により有効となされた。
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